ジャズ界の巨匠、ジャズピアニストのチックコリアさんの訃報。
「え!」
とニュースを見た瞬間に声を上げてしまいました。79歳。一年前まで精力的に活動していました。
ジャズはもちろん、ロック、ラテン音楽をフュージョンさせ、常に新しいサウンドを世に送り出した世界的なミュージシャンです。グラミー賞も23回も受賞しています。
確かに、近影はだいぶお痩せになっていて闘病を伺わせます。
代表曲の1つ「Spain」は耳にしたことがあるのではないでしょうか?1972年に結成したバンド、「Return to Forever」名義のアルバム、「Light as a Feather」に収録されています。ジャズに電子楽器を加え、ロックと融合させたフージョンといいますか。エレピがかっこよくて何回も聴きました。
2007年には、ジャズピアニストの上原ひろみとブルーノート東京で2台ピアノの共演。
上原ひろみさんがまだ10代の時に会って、「すごいピアノを弾く少女だ!」と強烈なインパクトを残しつつその後忘れてしまっていた。数年後、あるピアニストにすごい子がいる!と渡されたCDが上原ひろみだった。
それを聴いて「ああ。あの時の!なんてクレイジーなピアノを弾くんだ!」とそれ以来、お気に入りなんだそうです。
そのライブ収録版であるアルバム「duet」も買いましたね〜。当時、ジャズの CDを置いているショップがなかなかなくて、さすがにこのビッグネーム2人のCDはあるだろうと買いに行ったら、まぁどこも置いてなくて(汗)CDショップを巡ったあげく、結局注文して取り寄せてもらった思い出があります。
10年ほど前の発表会で、講師演奏で初めてジャズを弾いたのですが、選んだ曲は「Spain」でした。
クラシックからジャズへジャンルをチェンジしてステージでの初パフォーマンスだったので、すごく思い入れがあります。
⬇︎当時の楽譜。ボロボロで年季が入ってます(笑)
ジャズは音の正確さよりも、ノリが大事と言われますが、チックコリアの音を聴いていると、クラシックもジャズも、1音1音大切に音を鳴らすことはやはり大事なんだと思わされます。
チックコリアさんを忍び、懐かしいCDを聴こうと思います。